そして私は彼らと共に現存するある種の大きな存在に出没する。ポンティのこのような考えのように、作家が眺める世界は私とは離れた対象として観察されるのではなく、作家にすでに映っていて作家は自分が向き合っている世界に映っている。
山が、風が、水が染まっていない私を考えられないように、私が染まっていない雲を、あなたを、材料を考えることはできない。ポンティは質感、光、色、深みが私たちの前に存在できる理由はこれらが私たちの身体の中で反抗を引き起こすためで、私たちの身体がこれらを歓迎するからだという。
ソン・グァンイック(서양화가 송광익,송광익 작가,송광익 화백,한지작가 송광익,한지추상화가 송광익,KOREA PAPER,宋光翼,지물(紙物),SONG KWANG IK,ARTIST SONG KWANG IK,ソン・グァンイック)にとって韓紙は単純に作品を構成する道具ではない。それは作品を作る過程で作家の生につながり、存在の真理を表すところに入る。メルローポンティは画家とは世界に自分の身体を貸して絵を得るものだと定義する。ここで芸術は構築や操作ではなく、隠された力が潜んだ日常的視知覚の中で存在以前の秘密を教える光の声のような叫びになる。
かすかな時間にしがみ付いて広がった画面は韓紙と韓紙の間の空間に振動する。立てられた韓紙の高さが持たせる深みは多様な響きを放つ。眺める位置によって、韓紙を立てる感覚によって線になったり面になったりする。そして抒情的風景の向こうに自然のある生がふと浮かぶ。
△ペ・テジュ_美術評論(美学/哲学)/배태주 미술평론가
◇ソン・グァンイク(宋光翼)プロフィール
1950〜 韓國大邱
1976 韓國大邱啓明大学美術学科卒業
1979 韓國大邱啓明大学教育大学院美術教育科卒業
1984 日本九州産業大学大学院美術研究科卒業
△個展
2018 Tongin通仁 Auction Gallery、韓國ソウル
2017 Tongin通仁 Auction Gallery、韓國ソウル
2015 Gallery 新羅、韓國大邱テグ
2014 鳳山文化会館、韓國大邱テグ
2013 麥香Gallery、韓國大邱テグ
記憶の工作所 - 紙物展、鳳山文化会館、韓國大邱テグ
2012 仁寺Gallery、韓國ソウル
Han Gallery、韓國坡州パジュ
2010 仁寺Gallery、韓國ソウル
鳳山文化会館、韓國大邱テグ
2009 ギャラリー新羅、韓國大邱テグ
2008 富士フジ Gallery、日本大阪
黒川 Inn美術館、日本福岡
2006 Gallery Silla、韓國大邱テグ
鳳山文化会館、韓國大邱テグ
1990 空間美術館、韓國ソウル
1984 ソウル芸術会館、韓國ソウル
秀Gallery、韓國大邱テグ
1983 Gallery888、日本北九州
Form Gallery、日本東京、大阪
1982 Gallery Toilrre、日本福岡
福岡市立美術館特別B室、日本福岡
1980 サンボ Gallery、韓國大邱テグ
△グループ展
2017 -River- Link韓美術交流展、D cube gallery、日本小倉
2016 ひどい労働、相馬Insight、相馬美術館、ソウル
今年の中堅作家展 – ‘Emptying and filling’、大邱文化芸術会館、韓國大邱テグ
2015 NEXUS-PAPER WORKS EXPRESSIONS、日本の福岡、黒川INN美術館
2014 KIAF、コエックスモール(COEX)、韓國ソウル
大邱 Art fair、韓國大邱テグ
2013 大邱美術思索展、大邱美術館
大邱 Art fair、韓國大邱テグ
2013 KIAF、コエックスモール(COEX)、韓國ソウル
実験的アートプロジェクト2、Art Factory、韓國大邱テグ
2012 KIAF、コエックスモール(COEX)、韓國ソウル
釜山アートショー、韓國釜山プサン
ソングァンイク宋光翼、伊藤雅之2人展、鳳山文化会館、韓國大邱テグ
2011 KIAF、コエックスモール(COEX)、韓國ソウル
大邱アートフェア、韓國大邱テグ
2010 韓日エコ展、山梨県立美術館、日本山梨県
2009 ソングァンイク宋光翼、伊藤雅之2人展、Gallery-Sol、日本東京
2008 日美現代美術交流展、日本の作家も参加して、福岡ASIA美術館、日本福岡
日美ソプムジョン、Gallery-Sol、日本東京
その他団体展70回以上(1975〜2007)
△受賞
2013 第27回 金福グムボク文化賞受賞、金福グムボク文化財団
1982 第3回 北九州Biennale秀作賞、日本、北九州市立美術館
第11回Salon de Rupa銀賞、日本福岡県立美術館
1981 第10回Salon de Rupa奨励賞、日本福岡県立美術館