金明植(ARTIST KIM MYUNG SIK)は1950年に韓国ソウルに生まれ、ソウル中央大学校芸術大学絵画学科と同大学院で絵画を学び、現在、東亜大学校芸術大学の美術学部名譽教授を勤めています。
彼は数多くの国内外で開催される個展やグループ展に参加していますが、近年では、個展としては蘭利画廊(上海、2008)やPS35 Gallery (ニューヨーク、2007)、などで行い、グループ展としては、Miami Art Fair(米国、2005),Art Basel Miami(米国、2007)などに参加しています。
金明植(서양화가 김명식,김명식 작가,キムミョンシク,Andy Kim,KIM MYUNG SIK,金明植,김명식 화백,김명식 교수)の絵の原点は、都市の近代化の波の中で跡形無く姿を消してしまった「高徳里」という、かってそこで生まれ幼少時を過ごしてきた小さな町のイメージにあります。
この失った故郷をテーマとして1990年代まで取り組んできた高徳里シリーズ作品には、故郷への深い郷愁と蘇ってくる幼年時代の様々な甘い記憶の心象風景がキャンバスを覆っています.
△山下高志(야마시타 다카시, 아트랜드 갤러리 대표)
권동철 미술칼럼니스트
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