▲ Bluehole(161803)_diameter 25cm_Acrylic on Canvas_2018

ジェームズ・グリックは、『カオス理論;無秩序の中の秩序』で、自然に不規則的なパターンと無限の複雑な形状に対する探究には、知的交差点があり、それはつまり、自己相似(self-similarity)と説明している。自己類似、または自己相似があるムン・スマンの作品で、円、または円の中の円を満 たすのは、このようなフラクタル曲線である。

ムン・スマン 作家(서양화가 문수만,ARTIST MOON SOO MAN,文水萬 作家)の作品に見られる曖昧な次元も、フラクタル理論と共有される。吉永良 正は、『ふたつの鏡-科学と哲学の間で』で、1975年にマンデルブローが注目した「自然界に存在するリアス式海岸の海岸線と、樹木の形、湾曲した川と、ずっとつなが る山」などの例をあげている。

▲ Gate of Time(081803)_diameter 35cm_Acrylic on canvas_2018

著者は、地球上にある山の景観が持つフラクタル次 元は、約2.1と言う。それは平面以上だが、立体以下である。つまり、2次元以上であるが、3次元以下である。ムン・スマンの作品にも、このような曖昧な次元がある。彼 は、陶磁器のような立体を「絵」として描いているが、正確には作っているが、絵のように平面ではない。彼の作品は厚く、造形的に処理されており、一部の作品はエッ ジから始まる。

彼の作品の枠は、透明ではない。そこには、物質的な不透明さがある。体系はエネルギーによって攪乱され、エネルギーはまた別の体系を形成する。フラクタル図形のように分岐された時間が空間を満たすムン・スマンの作品で、「時間の門」は一つではない。ここで、歴史を含む時間は、「複雑な多様性」(ミシェル・セ ール)に沿って流れる。

△文-李仙英(美術評論家)/글=이선영(미술평론가)

 

▲ 서양화가 문수만(ARTIST MOON SOO MAN)

◇SOOMAN MOON(문수만 작가)

1962 Born in Seoul, Korea

△Education

Completed a master's course in fine arts at the Graduate School of Hannam University.

△Awards

Awarded by the Ministry of Industry and Energy (Good Design) Commendation of the Korean Intellectual Property Office

△Solo Exhibitions (15times)

2018.05.22~05.27 Gate of Time<ギャラリー北野坂 4F(Gallery Kitanozaka, Kobe/Japan>

2017.04.06~04.19 Fractal (Morris Gallery, Daejeon/Korea)

2011.04.06~04.12 The Butterfly (Gana Art Space, Seoul/Korea)

2010.04.07~04.13 The Butterfly (Gallery Is, Seoul/Korea)

2009.04.08.~04.14 Stuffed Freedom (Gana Insa Art Center, Seoul/Korea)

2004.09.09~09.14 The Flower (Coex Hall, Seoul/Korea) ect.